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Defiled なにをみていたのか

Defiledを見てきました。根拠なしの思い込みで侮っていたのですが、予想以上の面白さで菓子折りを持って謝りに行きたいです。どういう話かと考えるたびにわからなくなる。とらえていない。そのとらえどころのなさがDefiledの面白さでしょうね。

戸塚祥太演じるハリーを理解できなかった。その理由が1回目に観劇した時にはわからず、2回目にはハリーに肩入れできるような見方をできるかなと期待したのですが、やはりできなかった。ハリーが暴力的だった。肉体的な暴力ではなく、精神的な暴力。自分の命を投げ出してまで守ろうとする主張があること、その主張を受け入れられないから全てを壊して自分も死ぬという思考が乱暴だった。

開演すると音が流れてくるのですが、不穏な音と音楽は舞台に対する期待や緊張感を上げて背筋が伸びます。演者が出てくる前からこの舞台は面白いという予感がしてます。たまらない。前戯だけでもうめろめろ。舞台を見ててこんなことあったかな。
ハリーは頭が良くて、ブライアンは賢いタイプの人間だった。頭が良いというのは勉強ができるという意味で、賢いは物事の判断が適切という意味。賢かったり要領が良い方が社会では生きやすく、頭の良さはあまり重要ではないと考えています。ハリーは思い通りにならないことばかりの社会では生き辛そうだった。現に彼の言葉から出るのは自分の思い通りにならない経験談ばかりだった。ブライアンはハリーのことを知らないと言うが、追い詰める時の言葉の刃は鋭い。正体のわからない思考を暴くことで、ハリーがしようしていることの価値を問いかけていた。ハリーにわからせるというよりハリーが自分で気付くように仕向けているようだった。ブライアンである勝村さんは高い声で早口の時もあれば低くゆっくりとした口調で叱責する。駆け引きの際には声に緩急をつけてしていた。ハリーである戸塚くんは終始焦っているように感じた。声は基本高い。得意分野になるとより高く早口だった。穏やかな時は少ない。理解されない苦しさや理解されなくてもいいという思いが高い声に出ていたようだった。表情も笑みはない。

ハリーは蔑ろにされたことに憤りを感じていた。過去のことも忘れずに根に持つ。飼いたいと希望する犬種を否定する父親、論文を書いてあげたのに婚約破棄をした元婚約者、目録の重要性をわからない上司。どの出来事も自分は悪くない正しくないのは相手だとハリーは主張する。相手を理解してくれなかった人として向き合おうとしてなかった。それは蔑ろにされたことを自分も蔑ろにしているようだ。自分が正しいという考えに疑問を持たなかったし、変だと思った時も相談できる人が近くにいなかったのだろう。蔑ろにする理由をハリーは想像をして受け入れた振りをして問題のない日常を過ごしてきたのが、図書カード目録の存続の主張によって全てを失ったことが事件の発端だろう。婚約破棄をされても仕事があった、今まで仕事で主張をしてきても解雇されなかった、だが今回の主張によって解雇されて職はない恋人はいない。心の拠り所がなくなったことで自分は正しくないかもしれないと考えが揺らいだのだろう。主張の正当性を証明するために事件を起こしたように思えます。
自分は正しいというハリーの考え(戒律)を守るために、目録の存続を建前にしたのではないだろうか。目録はどうでもよくて*1守るべきは信じている自分。戒律順守や唯一であること*2の大切さは幼い頃から宗教を重んじている環境に育ったからではないだろうか。ユダヤ教と無宗教の半々と言ってたのは都合のいい部分のみユダヤ教の教えを信じているのから*3。ハリーは自分という神を信仰していた。だが、考えの揺らぎが現れたことで自分が正しいのか間違っているのかを判断する人を求めていた。ブライアンとの会話を拒否しなかったり、提案を受け入れそうになっている姿は迷っているようだった。だけど、結局はブライアンの説得を振り切り、自分を信じた。ハリーはやり遂げるという自分が決めたことが重要だった。

ハリーとブライアンの攻防だと考えていたのですが、ハリーが自分と戦っているだけでブライアンはハリーを生かす(自らの思考で自爆しないように)手助けをしてたのかなと思います。変化しないものはない、自分だって例外ではない。問題のない日常にするために変化を受け入れて順応していくのが生きやすい場合もあることをハリーは認められなかった。ハリーを救えるのはハリーしかいない。


ブライアン寄りの考えをしていたのですが、ハリーの話なのではないかと思い小難しくまとめました。

*1:登場時には目録棚を靴を脱いで上がっていたが、激昂時に靴を履いたまま棚に上がっていた

*2:ユダヤ教唯一神ヤハウェを信仰している

*3:ユダヤ教の教えの教育の大切さには感謝し、父親の重要性にはうんざりしてたのだろう

ABC座2016 株式会社応援屋!!における音楽の強さ

A.B.C-Zの舞台「ABC座2016 株式会社応援屋!!~OH&YEAH!!~」のDVD・ブルーレイが発売されましたね。公演時には1回しか入れなくてとても悔しい思いをした舞台なので待ちに待ったものでした。1回しか入らなかったのですが、劇中の曲が強かった。脳内で曲を再生したら舞台を思い出せるし、舞台を思い浮かべたら音楽が脳内で再生できるぐらい印象的な曲が多かった。特に「One More Kiss」「Delicious」、ショータイムの「Fantastic Ride」


「One More Kiss」西寺郷太さんが少年隊のためにつくっており、A.B.C-Zに託してくれた曲。曲として新しいというより古い感じなんですよね。古いっていうのはどこかで聞いたことがある、馴染みあるという意味なのですが。頭の中に染み渡るんですよね。1度聞いただけで圧倒される曲。こういうのが曲の強さなんだろうなと感じました。新しい(聞いたことがない)曲が必ずしも強いわけではなく、心をグッと掴む曲が強さなのかなと。何度も聞かなくてもワンフレーズで心を持っていかれる時があった。「One More Kiss」は第二幕の初めに披露されるのですが、初っ端から気持ちを持っていかれてしまう。曲が終われば、物語が始まっているのですが、気持ちが追いつかない。脳内で『One More Kiss』のフレーズが繰り返される。


「Delicious」は五関くんの見どころでもあるのですが、殺陣をしながら歌って踊る。2.5次元舞台ですかといいたくなるシチュエーション。五関くんの長めの前髪が顔にかかりながら『Deliciousな愛』と繰り返されるフレーズ、センターにいる五関くん。映像として残って本当に良かったと。

 

フレーズの極めつけはショータイムの「Fantastic Ride」『So fantastic!』。「Shower gate」のリズムで『So fantastic』が流れて、最後の『So fantastic!』と五関くんのウインクで「Fantastic Ride」に切り替わるのが気持ち良い。これを聞いた後は『So fantastic!』が頭を離れないです。中毒になっちゃう。「Fantastic Ride」ではっしーと五関くんが背中合わせで歌うことに加えて、五関くんが楽しんで歌って踊っている姿が見れます。

 

2015年が個人的には初見のABC座だったのですが、2016年は舞台として音楽もパワーアップした作品でした。物語も2015年は駆け足だったかなと思いますが、今回は色んな登場人物にスポットがあたっているので楽しめます。特に五関くん。音楽は西寺郷太さんが係わったことでだいぶ強くなっていてA.B.C-Zの良さを引き出してくれていました。A.B.C-Zの伸びやかな声を存分に楽しめます。映像化したのでぜひ見て欲しいです。

 

 

 

ライブその後で…新千歳空港でイッパーク!

関ジャニ'sエイターテイメント札幌公演に行ったら新千歳空港に1泊してしまった者です。
まさか自分が空港泊するとは思ってませんでした。ライブの当日に運良く札幌に行けたことで帰りも帰れるっしょ!と根拠のない確信を持ってました。運悪く欠航となり、新千歳空港に止まらざるをえなくなってしまいました。なぜ空港泊するのだろうと思ってたのですが、いざ自分の身に起こるとなるほどと合点がいくんですねこれが。
24じゃないのですが、時間を追って書きます。

 

【14:00】
復路は新千歳空港を19時25分発予定でした。それまでは北海道を満喫したれと楽しんでいたのですが、JR札幌駅周辺でのんきに昼ごはんを食べていると欠航し出しているとやっと気付きました。マジかと気持ちが焦りだす一方、大丈夫という気持ちがありました。自分でもこの余裕はわからない。ご飯後に空港へ向かおうということになりました。美味しかったお寿司…。

【15:00】
札幌駅に着くと空港へのエアポート快速が遅延。搭乗にはまだ時間があるからいいや~ぐらいにしか思ってなかった。出発すると満腹だったせいかすぐに電車で寝てしまった。20分後ぐらいに起きたのですが、窓から見えた雪が吹雪く様子に、もしかしてやばい?と不安。空港に着くまで止まなかったし、酷くなっていくようだった。この時、搭乗便の様子を何度も確認しても「搭乗手続き中」だったので安心してしまった。欠航の場合は遅い便でもすでに変更されていたので。

【16:00】
新千歳空港に到着。出発のカウンター付近は人が多かった。でも、欠航があるものの出発している飛行機もあったので、飛べないわけじゃないんだと更に安心してしまっていた。飛行機は空港に来ているから機体の心配はしなくていいんだろうなと、雪さえどうにかなれば飛べると思い込んでた。

【18:00】
空港でお土産を買ったりのんびり。相変わらず、搭乗便は搭乗手続き中で変更がなし。欠航になったら札幌市内に戻ってホテルに泊まろうかと考える。

【19:00】
出発時間が19:35に変更。大した変更ではないのでこれは飛ぶなと余裕だった。
飛行機の準備が終わると、機内に案内されて出発準備完了。もうあとは飛ぶだけになった。滑走路の問題で混んではいるが、乗っている人たちも機長もCAも離陸を待つばかりとなる。1日疲れちゃったなあとここで勝てぬ眠気に身を任せて目を瞑った。

【20:30】
1時間で目覚めた。吃驚することに離陸してなかった…。窓を見ても飛び立とうとしてない。少しすると、CAではなく機長からのアナウンスが入った。「翼に雪が積もったら飛べない。滑走路に雪があってもとべない。情報が錯綜している。」というようなものだった。嘘だろ。窓から見える翼に雪が積もってきてた。ここまでくると飛ぶの無理だろうなという落胆しかなかった。でもまだ機内にいるし、降ろされてないしとわずかな希望にかけた。
ぼんやりとしている時に、ついに地上職員から「今は飛べない。降りて待機。」のアナウンスが無常にもされる。

【21:00】
機内から降ろされ、待合で待機。待機している人が待合には多くいた。売店を見るがパンなどなく、到着してご飯を食べようと思っていたのがあだになる。
他の便が機内への案内アナウンスされてたので時間が経てば出発できると思えたけど、雪は止まなかった。ここまで来るともう空港泊が見えてくる。映画「ターミナル」を見ておけばよかった…。

【21:50】
無情にも欠航のアナウンスがされる。対応のために搭乗口に集まる。段ボールを持った職員が現れると、到着口に繋がる階段へと皆を連れていく。職員が段ボールから封筒を1人1人に渡しながら階段を下りていくように促す。
なにその封筒?謝礼?見舞金?受け取る前は無邪気だった自分。
欠航時の案内パンフレットや対応用封筒だけでびた一文入ってない。ですよね~ふへへへと変な笑いが出てくる。
ここで暴れ出す人や怒り出す人は見なかった。たぶん皆わけがわからなかったから、頭の中ハテナを浮かばせながら封筒を受け取ってた。実際、大したアナウンスをしてくれなくて自分たちはどうすればいいのかもほとんどわからなかった。自分たちで代替便を予約してカウンターに来てというアナウンスを思い出して、スマホで翌日の便を探しながら出発口にあるカウンターに急いだ。この時点で翌日の便は一便しか残ってない。昼頃の欠航便の人がすでに予約してるから当たり前だ。便があるだけましと思い直して予約だけしてカウンターに並んだ。
今夜はどうするんだろう。空港のホテルはいっぱいだろうし札幌市内にも行けないかもしれない。不安がどんどん大きくなる。
カウンターで振替便の対応をしてもらって、空席待ちは6:30から受け付けること聞き出した。カウンターで貰ったものはホテル等の案内が書かれた紙だけ。

【22:30】
空港内のホテルに電話するが満室。JRの様子を見るが駄目。温泉があるが、クローズ。土地勘があるわけでもないので外に行く勇気は出なかった。ここまで来るとバカでもわかるが、空港泊しかない。空港泊するのは空港から出れないんだな。なーるほど!
ああああああああああああああああ!
誰もいなかったら叫んでたろうな。頑張った自分と褒めてやりたい。
出発するって言ったじゃないスカ!!!!
言ったじゃないかスカバージョンが頭の中に流れ出す。楽しかったライブ。今はもう昔…。
空港が用意していたのは毛布と寝袋だけ。その2つを受け取って空港を彷徨う。4階はタイルカーペットで暖かいがすでに人がいっぱい。ラッキーなことに2階の待合椅子が空いていた。

【23:00】
気付けば23時。この数時間何をしてたんだろう。コンビニに行こうとするが21時で閉店。21時の時点でいろんなものが詰んでた。気が張ってるせいかお腹は空いてなかったのでよかったが。
明日はキャンセル待ちで5時に並ぼうということで寝ることにした。
電気は点いており、周囲は同じく空港泊の人の物音はするが、あっという間に眠りについた。

【12/13 5:00】
起きたら体がばきばきになっていた。待合椅子で床からの寒さはしのげたが、凹凸のせいで痛い。朝早いがすでに起きている人がいる。空港泊した人の多くが代替便は遅いのではないかと想像する。また欠航したらたまらないから空席待ちしようという考えだろう。
5時過ぎにANAの空席待ちに並ぶが数十人の列ができていた。グッズ列に並ぶことを開演に間に合わないからしなかったというのになぜに並んでいるだ…。待ちの間にWEBで空席を確認すると16時台に空席があるので予約を変更。時間が経つにつれ、職員が出勤してくるが対応はしてくれない。

【6:30】
空席待ちの対応の開始。大阪行きがよかったが、この際近い空港ならどこでもいいと、関西空港伊丹空港神戸空港の空席待ちをすることに。
待ちの番号をもらったらほっとした。早く帰れるかもしれないと思ったら、空港泊もいい経験になりそうだと思えてくる。空席待ちの案内は早い便で8時前。時間が少しあるので、昨日行けなかった温泉に入ることにした。髪を洗えること、風呂に浸かれることの喜び、こんな形で享受するとは。空港で雪を見ながら露天風呂に入れるとは思わなかった。

【8:00】
外は雪が降っていなかった。混雑による遅延はあるが、おそらく飛べる。空席待ちの人が集まって祈る。たぶんあの子もこの子もエイター。頑張ろうみんなと勝手に思ってた。
1回目の神戸チャンス。×。
1回目の伊丹チャンス。×。

【9:00】
1回目の関空チャンス。×。
待ち番号は小さいが、空席があまりなく1回目のチャンスはあっけなく終わる。神戸の次は13時、関空は19時。次の伊丹チャンスは11時前。午前中で勝負がつくように願うだけだ。希望が見えてくると、お腹がすき始めてきた。現金なお腹だ。何もすることがないから北海道を食で楽しんでやれと、ロイズのパンを食べ、豚丼も続けて食べた。
大事なことを忘れていたが、会社に欠勤を伝えなければならない。月曜には何食わぬ顔で出勤する予定だったので言ってなかった。とりあえず、大阪に帰れないので休むと伝えた。どこにいるかも何も聞かれなかったのが非常に怖い。

【11:00】
空席案内アナウンスをカウンター前でじっと待つ。20番まで呼ばれる。自分の番号は25番。呼んでくれ~空席できてくれ~と祈ってた。少しの間の後、30番までカウンターに来てくれとアナウンスされる。
え?ええええええ。きたーーーーーーー!!!!!
一瞬わからなくなるが、我に返ってカウンターに向かった。チケットを受け取ると搭乗口に急ぐ。

【11:30】
昨日が嘘のように飛行機は大阪に飛び立った。
家に帰るまでがライブなんだ!!!!
喜んではいけない、昨日のぬか喜びを忘れたのかと気持ちを引き締める。窓から見える雪景色が見納めだなと感傷的になるが、こいつのせいでとんだ一夜を過ごすことになってしまったと怒りがわいてくる。
無事、引き返すこともなく大阪の地に着陸できた。
終わりよければすべて良し?でもないが経験と思おう…。

 


今回でわかったことは、
飛行機の翼に雪が積もると飛ばない。
航空会社は予約変更をしてくれるがそれ以上してくれない。
宿泊費等は精算してくれる(上限あり)が空港泊だと1円も出ない。
※今回は精算なし
欠航からの空港泊は怒りの感情より悲しいが勝りました。「ただ泣きたくなるの」、が頭の中でリフレインです。
札幌でとんだことになったからといって二度と行きたくないかといえばそうでもないです。悩ましい難しい。来年どうしよう。

ベタだけどぐっとくる「縁」

「縁~むかしなじみ~」を見てきました。ふぉ~ゆ~の舞台は初めてでしたが、次舞台をやる時もチェックをしようと思うほど良い時間を過ごしました。

「縁」の話はベタですが、過疎化の問題や閉塞感が漂う地元を持つ身としては胸が痛かった。私が地元を出たり戻ったりしているので地元に残る気持ちや出ていく気持ちがわかるからかなと。「縁」の登場人物のように内にいなければいけない理由はあるし、外に出なくてはいけない理由もそれぞれあるんですよね。片側から見るともう片側が何もしてないように見えるけど、見せないだけだったり見えていないだけということだったりします。見えてない側にしたらもどかしいのですが、もどかしさを隠しているのでお互い様ですね。

友達に全てを曝け出すことが正しいとは思いません。人生の大切な場面だからこそ誰かに頼らずに自分で問題を解決しなければならないと考える時があるでしょう。友達を頼りにしていないではなくて、自分で決めたことだからこそ周りのせいにせず踏ん張れるんですよね。「縁」では重要な場面だからこそ自分でした決断が予期せぬ周囲への誤解を生んでしまい、仲が少しずつこじれていったのでしょう。「縁」を見ながら、登場人物たちが頑固だったりするので素直になった方が楽だと思ったのですが、自分は弱い部分を出せるんだろうかと考えてしまいました。そして、思い詰めた時に周りは気付いてくれるだろうか。その時に声をかけてくれたらきっと気持ちが楽になるのだろう。「縁」では絡み合った縁が再会を機にほどけていった。

コメディなのかなと思って見ていたのに、話にぐっと惹き込まれていきました。内容はベタなんですよ。でも余韻を引きずる素敵な作品でした。

ハシツアーズで見えたものと見えない存在

A.B.C-Zの歌が、橋本くんの声が好きで、橋本くんのソロコン「ハシツアーズ」に行ってきた。橋本くんのソロ曲がことごとく恋愛曲であり、ソロコンで披露されたセットリストを見ても好みは明らかだった。包み込むように溢れんばかりに愛を叫ぶ姿に見惚れる。歌っていない時はおバカでかわいいというのに、いざ歌いだすと迫力が出てくる。たちまちかっこよくなる。関ジャニ∞の安田くんの「わたし鏡」を、すばるくんがカバーした「君がいないから」を歌う23歳は強い。原曲も橋本良亮版もどちらも好きだと思わせてくれた。A.B.C-Zの他4人よりアクロバットダンスができないと嘆いていたが、そんなことはない。歌って踊って、魅せてくるものが多くて公演中はワクワクが止まらなかった。橋本良亮ってこういうものと自分の中に決めつけてつくりあげていたものが更新されていく。

直近のアルバムに収録されている「Crazy about you」は圧巻だった。モニターに表示される歌詞とエフェクト映像、ミラーボール、ガンガン踊る橋本くんとJr。歌詞の中の『捧げる全て』『Dance for you』『想いは溢れだした』『これ以上押さえきれない』がマッチする。見てるうちに、振付をした五関くんの存在が自分の中で大きくなっていった。少年倶楽部で五関くんがソロで披露した「Virtual Reality」に似て非なるものだ。五関くんはこういうダンスが好きなんだろうなとA.B.C-Zの振り付けより強く感じるものだった。本当はそういうダンスを踊りたいのかなと思ってしまう。ソロコンでは振付に加えてレーザーの演出を五関くんがしており、舞台はダンスと相成ってレーザーが美しかった。レーザーのスポットがJrのメインから橋本くんへ変化するのだが、レーザーがダンスをダンスがレーザーがお互いの良さを引き立てている。ソロコンを通じて、舞台上にいない五関くんの存在が強烈に感じた。舞台を見た日が前半戦の終わりで、たまたま五関くん以外のA.B.C-Zメンバーが揃ったのだが、五関くんは舞台上に出てこなかった。強い意志でつくられた演出のように五関くんは裏方に徹していた。裏方の仕事は終わっていないという仕事人のようで、嬉しいような、でもちょっと淋しさがあった。少し前までは五関くんに振付ではなくて別のことに時間を費やして欲しいと勝手に思っていたのだが、ダンスとレーザーの演出を見てしまったらそんなことを思えない。挑戦する気持ちをグループでも見せて欲しいと贅沢に思う。

今回のソロコンで、誰かを追いかける応援しようとするのかがわかった気がする。応援している人の思考や好みがわかったりわからなくなる、その距離間が楽しい。橋本くんの楽曲の好みや、五関くんのダンスや演出の好みがわかった瞬間にすごく近くなったようだった。また、予想以上のものを見せてくれて距離が離れたら、ついていくために必死になる自分がいるんだろう。恋のようで、研究対象の観察のようで、その両方かもしれない。

 

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バッキバキ体操と村上信五の親和性

映像として後世に残る村上信五のセンター曲「バッキバキ体操 第一」が発売されました。「罪と夏」のカップリングであろうとも問題はない。欲を言えばRAGEでお金をかけたMVをつくって欲しかったが、叶わなかった。その時は無慈悲な世の中だと悲観していたが、2年越しに夢が叶った。

初見は関ジャニ∞クロニクルだが、村上くんは後列のセンター。正面から見れば陣形のセンターと言えなくないが、後列の真ん中にいるだけなのか判断に悩ましいものだった。後列であろうとセンターに位置する村上くんは珍しい。珍しい位置にいるぐらいに思っていたら、シングル発売前のウィークリーニュースで村上くんのセンター曲と紹介したことで確信に変わった。しかし、心は穏やかだった。あれがセンター曲か…と少し落胆も入ってたのだ。欲を言ったら果てがない、我慢しようと何様と言わんばかりでいたのだが、バッキバキ体操のMVを見たら全く悪くない!最強にかっこいい村上くん!と考えは変わる単純野郎です。


「バッキバキ体操 第一」はそのタイトル通り、ラジオ体操第一からきているだろう。ダンスも伸び、回す、曲げる等のラジオ体操なものである。このダンスがとても村上くんのダンススタイルと合っている。村上くんのダンス力はすごく上手くも下手でもないと思う。しなやかさが少し足りないが、伸びが綺麗な踊りだ。手本の通り踊ろうとしているように堅実なタイプ。堅実な踊りが今回は活かされているんですよね。伸びの動きが少し大げさにしているが、きちんとしているので綺麗に見えます。加えて、村上くんの手足の長さが相乗効果で綺麗に見せるんですよね。中肉中背より痩せていると思いますが、筋肉が程よくついた体は美しい。短パンと半袖から見えているのが健康的です。村上くんの良いところでもあるのですが、すぐにキャラクターに忠実になるスタイルが出てましたね。前にKINGでイケイケになっていのですが、今度は体操のおにいさんらしく真面目な表情が見えます。後半のダンスホールで表情がやり過ぎるところが村上くんらしい。


最初はこれが村上くんのセンター曲かい!と思ったが、意外にも村上くんの良さが出る曲だった。聞いていたらハマります。中毒性があります。ぜひ、初回盤を購入してMVを見て欲しい作品です。

 

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「a "5"Train」はどこへ連れていってくれるか

6月22日にA.B.C-Zのセカンドシングル『Take a "5"Train』が発売になります。
ファーストシングル『Moonlight walker』、直近のDVD『花言葉』とは違って、夏に向けてポップな仕上がりになっている。メインボーカルの橋本くんの声が落ち着いているから大人っぽい曲調がいいかなと思っていたけど、曲に若さが出てきてこれも良い。ミュージックステーションで披露した時に、五関くんがウィンクしてみせた曲でもあります。歌詞が前向きで、A.B.C-Zがこれから活動の幅を広げて新しい自分たちを見せてくれるのではないかと思わせてくれます。
ファーストシングルからDVDに戻っての、セカンドシングルはやはりA.B.C-Z自身も嬉しかったでしょう。ラジオで語っていましたが、ジャニーさんの意見が入っているので気にかけてもらえていると思うと更に嬉しかったのでは。

 

河:タイトルもジャニーさんがね決めてくれたんで
五:Take a "5"Train
河:そうそうそう
五:aがねTake a のaにこだわってたんもんねジャニーさん
河:どういう意味でしたっけ
五:あの何だっけwww
河:お前知らねえじゃん!何なの、ねえ!
五:元々、何だっけ
河:aを入れた方がいいんだよね確か
戸:文法的に
河:そういうのジャニーさんアメリカ育ちですから。英語にはすごい厳しい。A.B.C-ZのZもゼットじゃなくてジーって言うのはね。ジャニーさんの愛も入った曲になってますから
戸:そうですよほんとに


雑誌で語っていましたが、こだわりの「a」は5両編成の列車という意味にしたく、付けているようですね。「a」がなければ5列車となり、意味が変わってきます。5両編成だと1両が調子が悪かったら他の4両も影響を受けてしまうのですが、別列車ならば1列車が不良を起こしても他にはあまり影響がない。「a "5"Train」にすることで、1人はみんなのためにみんなは1人のために、というのを表しているようです。

思わせぶりに喋っていたから、別の意味があると思っていました。「a」は不定冠詞で、今回は名詞が不特定の事物をあらわしていると思っていたのですよ。「a」がついている名詞「"5"Train」はタイトルから5両編成の列車イコール5人組イコールA.B.C-Zであることは間違いないです。とはいえ、A.B.C-Zが歌うからわかるのであって、例えばジャニーズの5人組はA.B.C-Zだけではなく、TOKIO、嵐、SexyZoneがいます。世間の認知度を今のA.B.C-Zが一番持っているとは思えない。だからこそ、不特定の中の1つを示す「a」を使用しているのではないかと考えました。特定されていれば「the」を使うだろうが、それは今のA.B.C-Zではまだまだ…という意味なのかと思っていたら違っていた。勝手に深読みしていて、恥ずかしいったらありゃしない。

 

今のA.B.C-Zは個人の仕事が増えてきて、それがグループ活動に繋がっていくようでどきどきします。彼らにどこまでも連れってくれることを望んでいるし、売れる枚数が増えて彼らが新しいステージに行けるよう手助けがしたいですね。

 

 

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